こんばんは。就活生です。いやぁ・・・どこか内定くれるかなーー笑
今日のトピックはMotivationです。UX 系のまとめとしての記事の一貫なのですが、この話が重要というか切り口の一つになりそうなので記載します。
この記事を書くMOTIVATION
Hassenzahl(学術的にUX を語る上で書かせない人の一人) の最近の論文では人のNeeds について若干まとめていて、その中にMotivation の話も書いてありました。そもそもHassenzahlがこれを言い出した始まりは別の論文のGoal とかの設定の話だったのですよね・・・そこでは2つのgoal について述べていました。これが後ほど述べるIntrinsic とExtrinsic って話とほぼ一致するんです。
さらにさらに、Wright and Macarthy の最近(?)の本 "Technology and Experience" の中にも"Intrinsic Experience" と "Extrinsic Motivation" という話について触れられていたのです。
そして僕は確信したのです。UX を語る上で Intrinsic と Extrinsic は不可欠であると。
そしてそれについて調べているうちにこのMotivation に行き着いたのです。
2つの大きなMOTIVATION
はじめに・・・今日書く内容はかなり古い内容です。そこからいくつか発展しているんですけどもUX を語る上でかなり重要な二つな気がするんですよね。(といってもまだMotivation 系の論文全然読んでいないから何とも言えないのですが。。。)
今回紹介させていただく内容は
- Intrinsic and Extrinsic Motivations: Classic Definitions and new directions
- Richard M. Ryan and Edward L.Deci
- Contemporary Educational Psychology 25, 54-67 (2000)
ちなみに今回紹介する内容は2000年の論文ではなく、2000年の論文に引用されていた1970~80年代の論文です。
彼らは2つのMotivation について考えました。それがIntrinsic Motivation とExtrinsic Motivationです。
それぞれはこういわれています。
intrinsic motivation
- which refers to doing something because it is inherently interesting or enjoyable
- intrinsic motivation is defined as the doing of an activity for its inherent satisfactions rather than for some separable consequence
- intrinsic motivation results in high-quality learning and creativity,
extrinsic motivation
- which refers to doing something because it leads to a sparable outcome
- Extrinsic motivation is a construct that pertains whenever an activity is done in order to attain some separable outcome
- extrinsic motivation thus contrasts with intrinsic motivation
Intrinsic:
やることが楽しくてやる。目的はやる事であり、やる事自体にMotivationがある
Extrinsic:
やり終わったときが楽しくてやる。目的の達成のにMotivation がある
例を出すなら、ゲームとかはIntrinsic かもしれないです。もしくはスポーツとかも。サイクリングとかランニングとかもですね。やっている事自体が楽しいんですよ。
extrinsic はテスト勉強とかかな・・テストで勉強する為に勉強する、テストでおこられない為に勉強する。商品が欲しいから頑張る。などなど。勉強自体に楽しみを見いだしている人はintrinsic motivationを持って勉強しているとは言えるけども。
UXとMOTIVATION
これUXいいよねーーとか言っている時も、この2側面を考えなくては行けないと思う。(ちなみにHedonic とかPragmatic ってのはこれに対応しているとか言われているけども説明はまた今度)
Web サイトのUXがいい、と言っている時に「何かの情報を探す為に、何も差し支えなかった。だからUXがいい」と言っている時と、「このサイト使っていて楽しい」では重視される側面が違うからである
UX を考えて物を作る、となった時にどのような経験を与えたいのか。その人がExtrinsic なMotivationを持っているのに、Usability などの側面が重視されていないものを提供すると、それは不満足に繋がる。逆にどんなにUsability が良くても、Intrinsic motivationを持っている人に対してはあまり効果がない。
よいUXを提供する為にどの側面をあげるか。学術的な観点から言うとそれらを考える事はとても大切なのですよね。
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