2011/09/18
2種類のデザイン
デザインの定義ってのは・・・まだ自分にはこれ、ってものは無い。
友達はデザインてのは「プロジェクト」からなるものだ、と言っていた。(デザインとアートその1 参照)
これは一理あると思う。
芸術とはある種のメッセージのような物だと認識している。
そしてデザインの定義に共通しているのはかならず「人」や「ユーザ」を考えているところだと思う。
今回のブログで書きたいことはデザインの中には、2種類のコンポーネンツあるよねって話。もちろんもっとあるかもしれないというか確実にあるのだけれども、同じデザイン、といったときに今回書く話が如実に違いの現れた例であると思うのでこれを記載しまする。
今回これを書くに至ったのは、友達と「名刺のデザイン」について語り合っていたときそんな議論があったから。
名刺ってのはいろーーーんな種類がある。
たとえば「おもしろ名刺」ってぐぐるだけでいろんなデザインの名詞が出てくる。
おもしろ名刺を集めてみるー などが一例
たとえばそこには洗濯バサミでできた
こーんな感じの名刺とか、他にもいろんな楽しい名刺が揃っているので見てみるだけで楽しい
自分の会社はこんな感じ、自分はこんな人間だ。だからそれをアピールする名詞を作って欲しい!とくに印象にのこるようなやつ!って誰かに言われたとする。それは、明らかにデザインプロジェクトである。
今認識されている what is design って、個人的にはこういったプロジェクトなきがしている。Client のニーズを聞き出し、これを具現化する。ロゴのデザインとか。これが、一つ目のデザインである。いわば Design for Client
もうひとつは何か?これと逆からのアプローチである。
逆とは?今回はもう少し名刺くんのadventure について考えると、もう1タイプ関わる人が浮かび上がる。そう、名刺を貰う人である。
たとえば先程の洗濯バサミの例・・・確かにそれは印象的で、その名刺をもらった人はその人を覚えてくれるかもしれない。でもでも・・・・例えば一日に何人もから名刺を貰う人が、何百個も洗濯バサミだのはさみだのって名刺をもしもらったとしたらどうだろうか?なんか・・・って感じだと思う。
そしてその後名刺はどうなるか?きっと最初は厳重に保管されそのうち捨てられてしまう。すこしの後ろめたさと同時に。。。
じゃぁ例えばだけど先ほどと逆の発想で言えば、捨ててもなんの罪悪感も覚えない名刺、もしくは捨てたくなるような名刺、のようなも名刺の受け取り手の事を考えた名刺ってのもある種デザインプロジェクトである。or いくら貰っても邪魔にならない名刺、とか・・・
いわば Design for Users
本来デザインてのはuser の為のもので、Design for Users なんて 「お箸 for ご飯」 みたいな冗長なことなのかもしれないけど、なんとなーーーく・・・デザインのもつ「for ユーザ」の重みがあんまり重くない気もしてしまったのでなんとなく書いておきました。
もちろん・・・2つを備えてこそデザイン。両方やらなきゃいけないけど、さらに最近はDesign for Environment とかいろんな social な面を持ったデザインとかも考えなきゃいけないのだろうけど、最近こんなこと考えていました。
なんか当然の事だけどなーー。。。なんとなく書いておきました。
ーーー追記ーーー
質問とか話で説明しなきゃいけないことが多々あったのでもうすこし。。。
ここに書くだけでは足りないけれども・・・
例えばカメラをデザインしようってなるとする。。。
そしたら、カメラはもちろんユーザに向けてデザインされなくてはならない。
使いやすいように、とか持ちやすいようにとか・・・カメラに関してはこれが当然なのかな・・・
そしてそのカメラはどこかのメーカーから作られたもので・・・そのメーカーはおそらく自社のイメージを持っている。そのイメージからはずれないようなデザインでなくてもならない。たとえばソニーとかであったら、おもちゃのようなカメラはきっと出さないだろう。
この例でも2つのコンポーネンツを見ていることが分かる。
たとえばでも、ロゴデザインとかは若干Design for clients のみに寄っている気もする。。。
そして先程の例での名刺をもらう人ってのはEnd user では無いんですよね・・・
でもまぁ。。。最終的に受け取る人ってことで・・・
読んでいただきありがとうございます^^
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