中田はジダンのことを「まるで息をしているかのようにプレーをする」と表現した用に、プロにとって、それは仕事ではなく生き方。
イチローは野球が生活で、明石家さんまさんは息を吐く時には必ず声が出ているといっていいほど、自然に仕事をしている。
だからきっとデザインプロジェクトに従事している人にとってプロトタイプは、そのくらいの重さでなくてはならないのかな、と考えることがあった。
ME310 のプロジェクトでデザイン思考を学んでいる際、アサイメントの終わりはドキュメントを書くこともしくはプロトタイプを作ることのどちらかが多かった。ある意味プロトタイプを作成すること対して構えてしまって、プロトタイプを作るとなったときに山登りでも始めるかのように準備して準備してつくっていたような感覚がある。
昔プロトタイプは状況に応じて時にラフに、時に詳細に で述べたIDEO のプロトタイプの例とかが正にその例だと思う。読んでない人用に紹介
ここでのプロトタイプは、クライアントと話をしている際に、「今望んでるものってこういう感じ?」といって洗濯バ サミやらなにやらを用いてこれを作ったと聞いた。これも「疑問」ではある。こゆプロトタイプをたくさん作ってどれの、どのような面が気に入ったか?と聞く 事は確かなプロトタイプ
こう言うのはむしろテストする、観察するとか以前に、Discussion の中に自然に、まるでホワイトボードに書くかのようにプロトタイプを作っている。正に、「息をするように」つくられたプロトタイプである。
それこそがもしかしたらラピッドプロトタイピングの狙いなのかもしれないけども、そのくらいプロトタイプってのはふつうのものなんだよって事を頭に入れておかなくてはならない。
日本帰ってきていろんなデザイナーさんとかデザイン学んでいる人を見て、そんな事考えていました。
昔も記事で書いたけども、プロトタイプは時期によっては相当ラフで良い。それは
- 時間の節約
- 一つのアイディアへの固執を回避
- 適切なフィードバックを貰える
なんか適切なフィードバックを貰えるってのもプロトタイプは状況に応じて時にラフに、時に詳細にに書いた気がするけども、これの分かりやすいメタファーは犯人探しの似顔絵かな。この似顔絵書くひとって、あんまり上手く書かないらしい。。。例えば(これは個人的にはほぼギャグだけれども)
南米ボリビヤの指名手配犯の似顔絵らしいw (http://gigazine.net/news/20091124_worst_photofit_ever/) でもなんとなく特徴を捉えているんだと思う。例えばこれがめちゃくちゃリアルに書いてあったら、少し違うだけでその人は候補から外れてしまうのは容易に想像がつくとおもう。実際に見た人が書くわけじゃないと思うし、曖昧な部分を残すのもなかなか大事。たとえばこの絵でちょっと違う、ここ直してって事は、普通にガチで似顔絵書いている絵とかよりは言いやすいと思う。それにシワの位置が違う、とか目の形がほんのちょっと尖っているなどの細かいフィードバックはこない代わりに目の形はもーちょっと丸っこい、とかもう少し大まかなフィードバック、方向性を直すことの出来るフィードバックが返ってくる・・・気がしますよね?w
なんでこんな例を出したのかは分からないけども、恥らいを捨て、息をするようにプロトタイプを作ること、それが大事なんだと感じたので書いておきました。
そもそもあんまり物を作るって慣れないからなー。なんか特別に構えちゃうよなー・・・難しい><
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