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2011/07/10

よい疑問を持てば、プロトタイプの形は見えてくる

タイトルが・・・もっとも伝えたい事です笑

この言葉は師(?)である Sushi Suzuki さんのツイッターから引用、着色したものです。昔のつぶやきだったので一字一句合っているかは分かりませんが、こんな感じの事を言っていたと思います


正直・・・正しいかは分からない。
けど何となくそうと信じてやってきた言葉。

何が「よい疑問」なのかも分からないしそれらが全て「プロトタイプ」を通じて検証出来るとは限らない。

ただ「プロトタイプなにつくりゃいいんだーーーー」ってなる人はたくさんいると思う。
そんな時に、一度「疑問」に疑問を持つ事はとても大事。

プロトタイプは以前にも色んな記事で言ったように、「疑問に答えるために作るもの」であり、その形は必ずしもファイナルプロダクトと似ているとは限らない。むしろ似ていない方がよいフィードバックやインサイトを得る事が出来る事もある。
プロトタイプは状況に応じて時にラフに、時に詳細に, プロトタイプの限界 参照)

たとえば下はディスプレイの傾き加減や高さを決める際のプロトタイプ


紙に This is a display って書いてそれに棒をつけただけのプロトタイプ。(もちろん何かしらにそゆのが載ってる本とかありそうだからやる必要なかったのかもしれないけど)タッチスクリーンがどこに固定されているのが一番使いやすいかを聞いたもの。ここでの質問はシンプルで、おそらくこれは作るのに一番悩まなかったうちの一つのプロトタイプ。
まぁ誰でも思いつくようなものだけど、たとえばこれでプロダクト全部を作る必要もなければ形ですら作る必要もない。聞きたいのはディスプレイの高さと傾きなのだから、それが試せるプロトタイプを作れば良い。

あまり疑問を持たずにプロトタイプを作った事もあった。それはやはりファイナルプロダクトを意識してしまって、全てのファンクションを盛り込んだ。作ったあとに、あれ?何聞きたいんだっけ?ってなったりした。。。問題も疑問も、そこに視点をおいて初めて見えるものであり、とりあえず進めているだけでは見つかるものでもない。そして「なにすりゃいいんだーーー」ってどうせなる。 そういう時はプロトタイプをどうしようでなく、疑問をどうしようと考えることを勧める。それがプロトタイプを作る一歩目だからだ。

ユーザーの問題を見つけてそれを解く時にじゃあこうだったらどうなるんだ?っていう疑問。それがまず一歩目。
そしてその「こうだったら」という度合いや抽象度が2歩目かな。
例えば「かっこいいものって何?」ってのも「疑問」だ。ただこれに答えるためのプロトタイプは自分には思いつかない。そこでなぜ?を問いつめる。なんでまずそのプロジェクトの中でかっこいいものが必要なのか?ユーザーはそこで何を求めているのか?それが例えば人に見せびらかしたい、であれば人にクールに使っている姿を見せびらかすために何か出来ないか?あーだこーだ、じゃぁこれってどうかな?とかのようにもう少し具体的な「よい」質問を持つ事が出来れば、プロトタイプってのは自然に作れる・・・・気がする・・・
具体的な事が「よい 」ことであるとは限らない。ただ少なくとも聞いている本人でさえ何を聞いているのか分からないような質問は絶対にさけるべきだと思う。

「形にする」っていう段階でかなり前進する。ただそれはプロトタイプの限界の章でも述べたように多少危険でもある。(何が危険かはプロトタイプの限界読んでください。。。)良い疑問やよい問題意識を持つ事はプロトタイプを作る上でも、プロジェクトを進める上でも重要になってくるのだ。

正直この記事は実体験に基づいている訳でなく、このように思って進めてきた、という心意気のようなものなので物足りなかったかもしれません。申し訳ないです。
(この記事は [KNLog: ME310 を通じて自分なりのまとめ] の中の1記事です)

読んでいただきありがとうございます^^
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