ME310のプロジェクトは、全てがチームワークだった。
なんというか…学生のうちにこんなにずっと同じチームで過ごすこと、ましてやいろんな文化が合わさった中で過ごすことができたのは本当にいい経験だったと思う。
もちろんDesign thinking について学んだりもしたし、知識も増えたし「問題解決」に対するアプローチの仕方のバリエーションも増えた。
ただ、何をするに当たっても人とうまくやっていけなかったら何も出来ない。
どんなふうにこの記事をまとめようか迷ったけど、今回は箇条書きとその説明で行こうと思う
- リーダーを作る強みと弱み
- メンバー内でのコンフリクト
- 結果の共有
- 場所を変える
- メンバーとの時間
- 物理的に離れたチームのチームマネジメント
- 分業
- 役に立ったツール
リーダーを作る強みと弱み
そもそもリーダーって定義が曖昧なのだけれども。。。「意思決定をする人」、「責任を負う人」、「チームのスケジュール管理などをする人」とでも勝手に定義しておきます。
この理由は・・・なんとなく自分の考えるリーダーというのがこゆ人だったから
自分たちがプロジェクトを進める際、リーダーはつくらなかった。理由は意見が偏ることを恐れたり、メンバー全ての人のプロジェクトにコミットする量が変わるのが嫌だったから。
そもそもリーダーはどのような人がなるべきかってこの間話しをした。そしたらその中に「トピックについて一番良く知っている人」という意見が出た。まー・・・賛成。
ただ今回進める上では誰もが同じ土台に立っていたし、敢えてリーダーはつくらなかった。
案外それでもうまくいく。もちろんリーダー気質の人とかはいるから少しその人が強くなったりもするけど、「権力者」みたいなのは居なかった。だからこそみんな自由に意見を言えたりプロジェクトはいろんな方向に発散できた。
そもそもリーダーをもつ理由はなんだったのだろう?
それはおそらく時間と責任。リーダーが居たほうがいろいろ長引かなくて済むし、タスクをassign するのが簡単。チームはより効率的に動くことが出来る。
上手くいかなかったらリーダーが責任を取るし、会社などではこの形がおそらく望ましい。
ただ今回は学生プロジェクト。それから、クリエイティブなプロジェクト。いろんな分野の、いろんな文化の人が集まっていた。そんな中でもしリーダーを決めてしまったら結構いろいろ偏ってしまったりしたと思う。比較は出来ないけど、そんな気がしてる。
でも例えば日替わりでリーダーのような人を作ったり、そゆのも面白い。ブレストの際に司会者を毎回変えたりした。そゆのは面白い試みだと思う
メンバー内でのコンフリクト
もしくはまぁ・・・意見の不一致とでも言うかな。そゆのはいつでも起きる。
最初の2ヶ月くらい自身も自分のあまり賛成できない意見に従事してた。
どういうふうにすればメンバーがハッピーになるのかはわからない。ただ今いえるのは打うちのチームには色ーーーんな意見の不一致があったけれども、最終的にはみんなハッピーになった。
自分はなんでその意見に反対かをずっと考えて、次にどういう方向に踏み出すべきかも考えておいた。そして少しその方向性に行き詰まったときにタイミングを見計らってみんなで話そう、という形にした。できるだけみんなが共感できるように話を進める努力をしたり、なんでこれがダメだと思うかを言ったり。
ただこれって時間とかすごいかかってしまうし難しいよなーなんて思ったり。
IDEOのことを少し知っている人に聞いたら、意見が不一致になった場合は「この週はこいつに従う」「この週はこいつ」のようにやっているところもあると言っていた。
これも面白いけど最終的にどう収束するのかはわからない。
ただ誰かしらがいいと思う方向性には「いいもの」ってのが絶対ある。このIDEO のやり方のいいところはその方向に一回みんなで進むことで一人の思っている「いいもの」をみんなで共感できるところだと思う。
多数決だと不幸になる人は最大半分いるからな。。難しい・・・
結果の共有
プロトタイプをテストした結果とか、ユーザーリサーチをした結果とか、ブレストをした結果とかそういうのをシェアするのは案外むずかしい。
例えばブレストをしていたとしよう。4人チームでそのうちの2人がブレストを頑張っていたとしよう。そして良いアイディアでたーーーーって感動することもあるとおもう。
さぁ、次の日それを残りのメンバーに伝えようってなったときに、案外その感動は伝わってなかったりする。その人からすればそれは他人の意見であり、自分なりに消化しない限り他人の意見に対していいなどとあまり言えたものでないからである。うまく伝えるために絵などを用いてもいいし、どのように順序立てて話すかを考えたり、案外結構な努力が必要だったりする。
だからこそ出来るものは出来る限りみんなで進めたほうがいい。特にリーダーとかが居ない場合は。居るときは「こうなったから」的なことを言えば済むのかもしれない。けどみんなが納得して1つのチームとして進む際にはみんなが出来る限り納得して進むことが望ましい。
場所を変える
ブレスト用の部屋とか、何かを作るときの部屋、試すときの部屋、とかいろんな用途に合わせて場所があると・・・良い・・・・
ずっと同じ部屋だと飽きてしまう
メンバーとの時間
案外メンバーの中に一人忙しい人が居たときのほうがチームがまとまったりする。それは他のチームを見てておもった。うちのチームはほぼずっと一緒だったからメリハリがなかった。いつ何を始めるのかも分からなかったり、隣にいても横が何をしているのか分からない時があった。
そんな時のために(単純だけど)朝集まって、今日は何をしようか、というふうに話しあって最後にそれをシェアするのは本当に大事。
物理的に離れたチームのチームマネジメント
ちょっと図の構成が酷いのは気にしないでください。ME310内での自分のプロジェクトは、フランスでのチームとフィンランドのチームが共同で協力してやりました。下の図みたいなイメージ。
図フランスのチームとフィンランドのチーム
こう言ったときに、もちろん意思伝達ってのが鍵になってくる。今何をやっているとか何を考えている、とか。何をやるのかとかもお互いに分かっていないと自分の知らないところでどんどん違う方向に進んでいってしまう。自分たちがやったことは週明けと週末に必ずスカイプで進捗報告をすること、また何かあったらスカイプで会議をする。それからそれだけでは足りないから週に2回くらいは何をやったかをブログという形で自分たちしか見られないようなブログにアップロードする。アップしたらfacebookのグループでリンクを張って知らせる。というような事をやった。
google doc などももちろん用いて。
分業
上の話も絡んでくるのだが、チームで働く上で分業しなくてはならないことが多々ある。
最初の方に起きてしまった失敗から話を進めよう。
2つ、やることがあった。それを分業するのに一番手っ取り早い方法は何か?もちろんフランスではこれやって、フィンランドではこれやって・・・ってのが一番やりやすそう。
というわけでそうした。
でも・・・・それが案外あとあと尾を引くことに。お互い分業だから、コミュニケーションをそんなに取る必要がない。だからどんどんまるで2つのチームのように2つのことが進んでいく。結局それをまとめるために相当な労力を使ってしまうのだ。
そんな反省を踏まえて、その後何か複数のタスクが出てきた場合は下図のようにチームを分けた
遠隔地でとの分業
もちろんphysical なものはこうは出来ない。でもたいてい分業をやる際って何かしら近くに居なくても出来ることがある。thanks to the technology.
役立ったツール
- google doc
- google calender
- google group (mailing list)
- dropbox
- wordpress
- skype
(この記事は [KNLog: ME310 を通じて自分なりのまとめ] の中の1記事です)
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