特にbuild to thinkはME310@Paris の中ではキーワードみたくなっていた
「プロトタイプは疑問にこたえる為に作るもの」ってことは色んなところで書いていた。 (よい疑問を持てば、プロトタイプの形は見えてくる, モックアップとプロトタイプ, プロトタイプは状況に応じて時にラフに、時に詳細に, デザインは人のニーズを満たす物として然るべき, 社会的プロブレムと個人的プロブレム, プロトタイプの限界)
もちろん疑問って、考えていっても自分なりに考えれば答えが出てしまうもの。そうして考えて考えて、最終的にひとつのプロダクトを作るのもある意味よい事かもしれない。
もっと言えばプロジェクトを進めている時によく
「作るのに時間がかかるから考えてから作ろう」
ということを考える。
ただ・・・もっと身軽に行った方が良い時が多い。 考えているときには思いつかないことが、プロトタイプを通じて見つかったりする。
だから「とりあえず作ってみよう!」ってのも大切。
よくわからんけどとりあえず作ってみよう!って手を動かす事で、それをテストさせる事で思いもしないものを得れたりもする。
たとえば下の写真は、フィードバックが水の使用量を減らせるかという疑問を持った際のプロトタイプ
まーよくわからないけど、とりあえず作ってみた。
ここで得られた知見にも、面白いものはあった。
たとえば
これってカロリー計算とかに似てるかも。最初は意識してみるけど、あとあともう自分で大体感覚で分かる事が出来る
とか
バケツだと水の量が限られているように感じるから、さらに水を減らそうと思ってしまう。
とかなんとなく期待していない意見が得られた。もちろんカロリーに似せた覚えなんてないし、水の量もホントは水道をまねて作っただけだからそこは感じてほしくなかったってとこが正直なところだし・・・
でもそこから例えばカロリーを減らそうと頑張っている人には何が効果的なんだと調べることが出来たり、水の量に限りがあるように見せたりする事で使用量を減らさせる、などちょっと発展させる事が出来る。
さらにそゆのって人からの意見/人を観察して得られた知見であるので結構自信をもって進める事が出来るし、それもプロトタイプとして別にミスってもいいから、って感じで進めて行ける。またそこから何かを得られるかもしれない
虎穴に入らずんば虎児を得ず、ではないけどとりあえず作ってみる、それが案外色んなところに導いてくれたりもする。
もちろん毎回ではないけど。
ただそんな作ってたら時間ないよーとか思われるかもしれないけど、例えば先の画像のバケツのプロトタイプなんて1時間やそこらで作れる。それをテストするのだって一人5分程度しかかからない。それらで得られた知見について進めていく事が出来るのは大きい事だと思う。
あと微妙に思ったのが「作る事」=プロトタイプではないという事。またプロトタイプでなかったら作っていけないなんてルールもない事。もしかしたら電車で5時間行ったところにあるようなものを使っている人を観察するよりも、同じようなものを作ってそれを使っている姿を観察する方が効率的かもしれない。そういった意味で作ったものは、モックアップではあると思うけどプロトタイプではない。ただ、「観察」も重要であるしもちろん時間の許す範囲でだけど、何がプロトタイプで何がプロトタイプでなくて、なんて考える前に、ちょっとこれどうなんだ!って思ったら作ってみるのが得策なのかも知れないデスネ
(この記事は [KNLog: ME310 を通じて自分なりのまとめ] の中の1記事です)
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